小学校の出会いから生まれた女子高生の恋愛体験

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女子高生の失恋

私がその人と初めて出会ったのは、小学3年生の春でした。

隣町から転校してきた私は、新しい小学校に通えることをとても楽しみにしていました。

新しい教室に入ると、知らない人ばかりでしたが、明るくて優しい子たちにすぐに囲まれて、友達もたくさんできました。

クラスの中に、ある一人のかっこいい男の子がいました。

足が速くて、サッカーが得意で、ちょっと日に焼けた、いわゆるモテる男の子です。

そしてその子にいつもくっついていた男の子がいたのですが、小柄でややぽっちゃりとした、弱々しい雰囲気の、クラスの中でもあまり目立たない男の子です。

私はなんだかその子がとても気になってしまいました。

その「気になる」というのは、恋心というよりは、「心配だ、守ってあげたい」そんな気持ちだったと思います。

私たちは同じ小学校と中学校に通いましたが、その後は別々の場所に進学しました。

新しく高校へ通うようになると、私はその男の子のことをすっかり忘れていましたが、ある時偶然町で出会うことになりました。

それは高校3年生の時、隣町の秋祭りに行った時のことです。

出店が並んでいる道を友達と歩いている時でした。

たこ焼きを食べようと並び始めると、そこで手伝いをしている男性と目が合いました。

それが小さい頃同じクラスにいた、あの弱々しい男の子でした。

しかし、あの時のイメージと違って、身長が伸びてがっちりとした体つきをしていて、大きな声で売り子をしていたのです。

「あれ?ひさしぶり」と軽く挨拶をかわし、商品を頼んでいると「あれ?顔にゴミがついてるよ」と彼がそっと私の顔に触れたのです。

この瞬間、時間が止まってしまったように感じました。

私は恋に落ちてしまったのです。

翌日、まだその時の余韻を残したまま学校へ行くと、昨日一緒に遊んでいた友達から「昨日の人かっこよかったね。紹介してくれない?」と言われました。

私は、なんだが複雑な気持ちなまま「いいよ」と言ってしまいました。

そこで私はとりあえず彼の登校する時間に駅で待ち伏せしました。

彼を見つけると「友達が連絡先交換したいって言ってるんだけど、いいかな」と伝え、彼の連絡先を聞き出すことに成功しました。

私は、友達を利用したのです。

私は、友達が彼と連絡を取り合っていることを知りながら、偶然を装って帰宅時間を合わせたり、同じ電車に乗り合わせたりしました。

私たちはお互いの知らなかったことをたくさん話しました。

友達をとるか、恋愛をとるか、非常に悩みましたが、私は正直に友達に話しました。

すると友達は「私にはたぶん合わないから、がんばって」と笑顔で背中を教えてくれたのです。

しかし、その言葉もむなしく、卒業のシーズンが来てしまいました。

東京に行く彼と地元に残る私は、春からは離れ離れになってしまいます。

卒業式の日、私は思い切って自分の気持ちを伝えました。

好きだったこと、短い間にたくさん話してどんどんその気持ちが大きくなっていったこと、正直に話しました。

すると彼は「ありがとう」と言って、会話が終わってしまいました。

それから彼からの連絡は途絶え、私は失恋したのだとわかりました。

友達を利用してまで彼に近づいたからこの結果になってしまったのは仕方がないとも思いました。

それから私は、彼のことをずっと引きずっていました。

ところが2年後、彼と再会を果たすのです。それが地元の成人式です。

彼は「あのときはごめん、自分に自信が持てなかった」と話しかけてきました。

私はそこで初めて、ようやく気持ちが吹っ切れた気がしました。

あの時の答えは自分にとって望んでいたものではなかったけど、こうやってちゃんと話すことができて、ようやく新しい恋が始められると前向きになれました。

いまはとにかく素敵な彼氏を作って、処女喪失したいです。

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